ソロキャンプの醍醐味は、自分だけの時間を静かに楽しめること。その中心となるのが「バーナー」です。一人分の調理なら小型・軽量なバーナーで十分ですが、種類が多すぎて迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年最新のソロキャンプ向けバーナー10選を、メーカー公称値・レビューデータ・実際の購入者の声をもとに徹底比較。CB缶・OD缶・アルコール式の違いから、公共交通機関での持ち運びやすさまで、ソロキャンパー目線で解説します。
ソロキャンプ向けバーナーの選び方【5つの重要ポイント】
1. 燃料タイプで決める:CB缶 vs OD缶 vs アルコール
バーナー選びの最初の分かれ道が「燃料タイプ」です。
- CB缶(カセットボンベ):コンビニで買える手軽さが最大の魅力。イワタニのジュニアコンパクトバーナー(約274g)やSOTO ST-310(約350g)が代表格。初心者におすすめです。
- OD缶(アウトドア缶):寒冷地でも安定した火力を保つ高性能燃料。PRIMUS P-153やSnow Peak GS-100R2は軽量で火力も強く、本格派向け。ただしアウトドアショップでしか買えない点に注意。
- アルコール燃料:Trangia アルコールバーナー(約110g)は超軽量で、構造がシンプルなため故障リスクがほぼゼロ。音が静かで、自然の中で過ごす静寂を大切にしたいソロキャンパーに人気です。
公共交通機関を使う場合、CB缶は比較的持ち運びやすく、コンビニで現地調達も可能。OD缶は事前に専門店で購入が必要です。
2. 重量と収納サイズ:ザックに入るか?
ソロキャンプでは「一人で全装備を運ぶ」前提で選ぶべきです。
メーカー公称値で比較すると、超軽量モデルはSOTO ウィンドマスター(約67g)やSnow Peak GS-100R2(約90g前後)。一方、UNIFLAME テーブルトップバーナーは安定感重視で約590gとやや重めですが、車移動なら問題ありません。
収納サイズも重要です。イワタニ ジュニアコンパクトバーナーは収納時「幅82×奥行68×高さ109mm」とコンパクトで、ザックのサイドポケットにも収まります。SOTO ST-310は「幅17×奥行15×高さ11cm」で、専用ケースに入れればかさばりません。
レビューでは「電車キャンプでも荷物にならない」「バックパックの底に余裕で入った」という声が多く見られます。
3. 火力と調理スタイル:お湯を沸かすだけ?それとも炒め物も?
ソロキャンプの調理スタイルで必要な火力は変わります。
- お湯を沸かすだけなら、2,500kcal/h程度で十分。Trangia アルコールバーナーやイワタニ ジュニアコンパクトバーナー(約2,300kcal/h)で問題なし。
- 炒め物や煮込み料理もしたいなら、3,000kcal/h以上が目安。PRIMUS P-153(約3,600kcal/h)やSOTO ウィンドマスター(約2,800kcal/h、耐風性能で実質火力アップ)がおすすめです。
レビューによると「ST-310で500mlの水が約2分で沸いた」「ウィンドマスターは風が強い日でも火が消えなかった」との声があり、環境条件も考慮すべきポイントです。
4. 耐風性能:山岳・海辺で使うなら必須
風が強い環境では、いくら高火力でも風で熱が逃げて調理に時間がかかります。
SOTO ウィンドマスターは商品名の通り、すり鉢状のバーナーヘッドで風に強い設計。レビューでは「風速5m/sでも安定して使えた」という声も。一方、Trangia アルコールバーナーは別売りの風防(ウィンドスクリーン)が必須です。
山岳や海辺のキャンプが多いなら、耐風性能の高いモデルを選びましょう。
5. 設営時間と一人での扱いやすさ
ソロキャンプでは「設営の手間が少ない」ことが快適さに直結します。
メーカー公称値では、多くのシングルバーナーは「ゴトクを広げてガス缶を接続するだけ」で約30秒〜1分で使用可能。レビューでは「説明書なしでも直感的に使えた」「初めてでも迷わず点火できた」という声が多数。
分離式バーナー(SOTO ST-301等)はホースでガス缶と本体を接続するため、やや時間がかかりますが、重心が低く安定感があり「大きめの鍋でも一人で安心して調理できた」とのレビューがあります。
おすすめソロキャンプ用バーナー比較表
| 商品名 | 価格帯 | 参考価格 | 重量 | 燃料 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| SOTO ST-310&ボンベセット | エントリー | 7,480円 | 350g | CB缶 | 4.68/5.0 |
| イワタニ ジュニアコンパクトバーナー | エントリー | 4,400円 | 274g | CB缶 | 4.72/5.0 |
| Trangia アルコールバーナー | エントリー | 2,178円 | 約110g | アルコール | 4.65/5.0 |
| キャプテンスタッグ M-7900 | エントリー | 4,580円 | 約300g | OD缶 | 4.46/5.0 |
| SOTO ST-301(中古) | エントリー | 17,983円 | 約330g | CB缶 | - |
| PRIMUS P-153 | ミドル | 6,780円 | 約110g | OD缶 | 4.70/5.0 |
| Snow Peak GS-100R2 | ミドル | 5,104円 | 約90g | OD缶 | 4.73/5.0 |
| UNIFLAME テーブルトップバーナー | ミドル | 14,300円 | 約590g | CB缶 | 4.13/5.0 |
| PRIMUS IP-2245A-S | ミドル | 14,300円 | 約250g | OD缶 | 4.60/5.0 |
| SOTO ウィンドマスター SOD-310 | ハイエンド | 10,910円 | 67g | OD缶 | 4.83/5.0 |
各商品の詳細レビュー
【エントリー】SOTO レギュレーターストーブ ST-310&ボンベセット
参考価格:7,480円|評価:4.68/5.0(142件)
CB缶バーナーの定番。メーカー公称「幅17×奥行15×高さ11cm、重量350g」で、ソロキャンプに最適なサイズ感です。最大の特徴は「マイクロレギュレーター」搭載で、外気温が低下しても火力が安定すること。レビューでは「冬の朝でも問題なく使えた」「低温時のガス圧低下が気にならない」との声が多数。
メリット:CB缶なのでコンビニで燃料調達可能/専用ボンベ付きセットでコスパ良好/火力安定性が高い
デメリット:ゴトクがやや小さめで、大型クッカーは不安定/五徳の脚が細く、重い鍋は注意が必要
おすすめな人:初めてのソロキャンプバーナーを探している/CB缶の手軽さを重視/四季を通じて使いたい
【エントリー】イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
参考価格:4,400円|評価:4.72/5.0(599件)
レビュー600件近い圧倒的人気モデル。公称「幅155×奥行155×高さ127mm、重量274g」で、収納時は「幅82×奥行68×高さ109mm」とさらにコンパクトに。購入者の声では「価格が安いのに作りがしっかりしている」「初心者でも扱いやすい」「電車キャンプでも荷物にならない」と高評価。火力は約2,300kcal/hで、お湯を沸かす・簡単な調理には十分です。
メリット:274gの軽量設計で持ち運びやすい/4,400円のコスパ最強/楽天レビュー599件で4.72という信頼性
デメリット:火力がやや控えめ/風に弱いため風防推奨/五徳が小さく、大型クッカーには不向き
おすすめな人:とにかく安く始めたい/公共交通機関での移動が多い/お湯を沸かす程度の軽い調理がメイン
【エントリー】Trangia アルコールバーナー
参考価格:2,178円|評価:4.65/5.0(80件)
「シンプル・イズ・ベスト」を体現したアルコール式バーナー。約110gという超軽量で、可動部がないため故障リスクがほぼゼロ。レビューでは「10年使っても壊れない」「音がしないので自然の音を楽しめる」との声が目立ちます。
ただし火力調整が難しく、別売りの五徳とウィンドスクリーン(風防)が必須。燃料のアルコールは薬局やホームセンターで購入できますが、CB缶・OD缶ほど手軽ではありません。
メリット:2,178円の圧倒的低価格/約110gの超軽量/構造がシンプルで故障なし/静かで自然の音を邪魔しない
デメリット:火力調整ができない/風防・五徳が別途必要/燃料の入手がやや面倒
おすすめな人:UL(ウルトラライト)志向の軽量化重視派/静かなソロ時間を大切にしたい/長期使用でコスパを求める
【エントリー】キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナー M-7900
参考価格:4,580円|評価:4.46/5.0(54件)
OD缶対応で低価格という珍しいポジション。「初めてのOD缶バーナーを試したい」という方におすすめです。レビューでは「値段の割にしっかりしている」「火力も十分」との声がある一方、「五徳の安定性がイマイチ」という指摘も。
ケース付きで持ち運びしやすく、約300gと軽量。本格的なOD缶バーナーへのステップアップ前の入門機としても最適です。
メリット:OD缶対応で4,580円は格安/ケース付きで持ち運び便利/約300gの軽量設計
デメリット:五徳の安定性がやや不安/耐久性に不安の声も/上位モデルに比べると作りが甘い
おすすめな人:OD缶を試してみたい初心者/予算を抑えたい/軽量かつコンパクトなモデルが欲しい
【エントリー】SOTO ST-301(中古)
参考価格:17,983円(中古)
分離式バーナーの代表格。ホースでガス缶と本体を接続するため、重心が低く大型の鍋でも安定します。レビューでは「一人で鍋料理するときも安心」「CB缶なので燃料が手に入りやすい」との声。
ただし中古品のため、状態確認が必要。新品は生産終了モデルのため入手困難ですが、中古市場では根強い人気があります。
メリット:分離式で安定性抜群/CB缶対応で燃料調達が楽/大型クッカーでも安心
デメリット:中古品のため状態にバラつき/やや重い(約330g+ホース)/収納時にかさばる
おすすめな人:鍋料理や煮込み料理をしたい/安定性を最優先したい/中古品に抵抗がない
【ミドル】PRIMUS ウルトラバーナー P-153
参考価格:6,780円|評価:4.70/5.0(114件)
OD缶バーナーの定番中の定番。公称約110gの軽量ボディに、3,600kcal/hの高火力。X字ゴトクで安定感もあり、「軽さと火力を両立したい」ソロキャンパーに人気です。
レビューでは「軽いのに火力が強い」「寒い日でも問題なく使えた」「X字ゴトクが思ったより安定する」との声が多数。OD缶は専門店での購入が必要ですが、寒冷地での安定性を考えると選ぶ価値があります。
メリット:約110gの軽量×3,600kcal/hの高火力/X字ゴトクで安定性良好/寒冷地でも火力安定
デメリット:OD缶は専門店購入が必要/風にやや弱い(風防推奨)/CB缶に比べると燃料コストが高い
おすすめな人:軽量と火力を両立したい/山岳キャンプが多い/冬キャンプもする
【ミドル】Snow Peak ギガパワーストーブ 地 GS-100R2
参考価格:5,104円|評価:4.73/5.0(44件)
約90gという超軽量が最大の魅力。バックパッカーやUL志向のソロキャンパーに絶大な支持を得ています。レビューでは「軽すぎて持っているのを忘れる」「ザックの隙間に収まる」との声。
ただし軽量化のため、五徳が小さめで大型クッカーには不向き。ソロ用の小型クッカーとの組み合わせが前提です。
メリット:約90gの超軽量設計/Snow Peakブランドの信頼性/折りたたみ式で収納コンパクト
デメリット:五徳が小さく大型クッカー不可/風に弱い/OD缶の燃料コスト
おすすめな人:UL(ウルトラライト)志向/バックパックでの長距離移動が多い/ソロ用小型クッカーを使う
【ミドル】UNIFLAME テーブルトップバーナー US-DII
参考価格:14,300円|評価:4.13/5.0(8件)
約590gとやや重めですが、その分「安定性」を重視した設計。大型ゴトクで重い鍋も安心して使えます。レビューでは「ダッチオーブンでも安定した」「車移動なら重さは気にならない」との声。
CB缶対応なので燃料調達が楽で、車でのソロキャンプや「調理重視」のスタイルに向いています。
メリット:大型ゴトクで安定性抜群/CB缶で燃料調達が楽/重い鍋・ダッチオーブンも使える
デメリット:約590gと重め/収納サイズが大きい/電車・バス移動には不向き
おすすめな人:車でのソロキャンプがメイン/調理にこだわりたい/重い鍋を使いたい
【ミドル】PRIMUS IP-2245A-S
参考価格:14,300円|評価:4.60/5.0(5件)
PRIMUS P-153の上位版で、X字ゴトクの安定性と高火力を両立。約250gとやや重くなりますが、その分耐久性と火力が向上しています。レビュー数は少ないものの、評価は高め。
「長く使える本格派バーナーが欲しい」という方におすすめです。
メリット:X字ゴトクで安定性◎/高火力で調理時間短縮/PRIMUSの高品質
デメリット:約250gとやや重い/14,300円と高価/OD缶の燃料コスト
おすすめな人:本格的なソロキャンプを楽しみたい/長期的に使える高品質モデルが欲しい/火力重視
【ハイエンド】SOTO ウィンドマスター SOD-310
参考価格:10,910円|評価:4.83/5.0(12件)
圧巻の67g。業界最軽量クラスでありながら、すり鉢状バーナーヘッドで「耐風性能」も兼ね備えたハイエンドモデル。レビューでは「風速5m/sでも火が消えなかった」「軽すぎて信じられない」との声。
パワーガスSOD-710T付きセットで、寒冷地・強風下でも安定した火力を発揮します。UL志向かつ過酷な環境でのキャンプが多い方に最適です。
メリット:67gの圧倒的軽量性/すり鉢状バーナーヘッドで耐風性◎/寒冷地対応のパワーガス付き/楽天レビュー4.83の高評価
デメリット:10,910円と高価/OD缶の燃料コスト/五徳がやや小さめ
おすすめな人:UL志向で軽量化を極めたい/山岳・海辺の強風環境が多い/冬キャンプもする本格派
価格帯別おすすめの選び方
【エントリー】まずは手軽に始めたい方へ
予算5,000円以下なら、イワタニ ジュニアコンパクトバーナー(4,400円)かTrangia アルコールバーナー(2,178円)がおすすめ。CB缶の手軽さを取るか、アルコール式の超軽量を取るかで選びましょう。
【ミドル】本格的に楽しみたい方へ
予算1万円前後なら、PRIMUS P-153(6,780円)かSnow Peak GS-100R2(5,104円)。OD缶の安定性と軽量性を両立した定番モデルです。
【ハイエンド】妥協したくない方へ
予算1万円以上なら、SOTO ウィンドマスター(10,910円)一択。67gの軽量性と耐風性能を兼ね備えた、ソロキャンパーの最終到達点です。
荷物を減らすコツ:ソロキャンパーの軽量化テクニック
バーナー選びだけでなく、「荷物全体の軽量化」も重要です。
- クッカーとバーナーのスタッキング:収納時にクッカーの中にバーナーを入れることで、スペースを節約。
- 燃料は現地調達:CB缶ならコンビニで、OD缶ならキャンプ場近くのアウトドアショップで購入すれば、往路の荷物を減らせます。
- 多機能ギアを選ぶ:バーナーとクッカーが一体型のセット(Trangiaストームクッカー等)もあり、荷物削減に貢献します。
電車・バス利用のソロキャンパーは「ザック1つに収まるか」を基準に選ぶと失敗しません。