ファミリーキャンプで最も重要なのが、テント選びです。「子どもが快適に過ごせるか」「設営に時間がかかりすぎないか」「雨風に耐えられるか」――こうした不安を抱えるファミリーキャンパーは少なくありません。
この記事では、実際の購入者レビュー300件以上を分析し、メーカー公称値と実際の使用感を照らし合わせながら、2026年におすすめのファミリーテント10選をご紹介します。価格帯別(入門向け・中級・ハイエンド)に分類し、それぞれの特徴や選び方も詳しく解説していきます。
ファミリーテントの選び方|失敗しないための5つのポイント
1. 家族構成に合わせた適正サイズを選ぶ
メーカー公称の「○人用」は、あくまで大人が寝られる最低限のスペース。ファミリーキャンプでは、荷物スペースや子どもの動けるスペースを考慮し、実際の人数+1〜2人分の余裕を持たせるのが鉄則です。
たとえば大人2人+幼児2人なら、公称5人用以上が快適。楽天レビューでは「4人用を家族4人で使ったら荷物が入らなかった」という声も多く見られます。子どもが小学生以上なら、寝るスペースだけでなく、テント内で遊べる広さも重要になってきます。
2. 設営時間と構造の簡便さ
子どもが走り回る中での設営は、想像以上に大変です。メーカー公称値で「設営30分」でも、初回は1時間以上かかることも。
- ドーム型: 2本のポールをクロスさせる構造。慣れれば20〜30分で設営可能
- ワンポール型: 中央にポール1本を立てるだけ。設営15分程度だが、室内中央にポールがあるため動線に注意
- ツールーム型: リビングと寝室が一体。設営40〜60分だが、タープ不要で雨天時も快適
レビューによると、「ツールームは慣れれば夫婦2人で40分」「ドーム型なら1人でも可能」という声が多数。初心者ファミリーには、まずドーム型かワンポール型がおすすめです。
3. 耐水圧と耐風性
日本の気候では、突然の雨や強風に備える必要があります。耐水圧は最低でも1,500mm以上、できれば2,000mm以上が安心。メーカー公称値で3,000mmあれば、豪雨でも浸水リスクは低いとされています。
また、子どもの安全を考えると、風速10m/s程度に耐えられる構造が望ましいです。ドーム型は風に強く、ワンポール型は風の抜け道があるため意外と安定します。ただし、設営時のペグ打ちとガイロープの張りが重要です。
4. 通気性と結露対策
夏の酷暑、梅雨の湿気、冬の結露――日本の四季はテント選びに大きく影響します。ベンチレーション(通気口)の数と位置は必ずチェックしましょう。
特にTC素材(ポリコットン)は、ポリエステル素材に比べて結露しにくく、夏は涼しく冬は暖かいという特性があります。レビューでは「TC素材に変えたら朝の結露が激減した」という声も。ただし、TC素材はやや重く、乾燥に時間がかかる点には注意が必要です。
5. 価格帯と長期使用の視点
テントは一度購入すると5〜10年使うもの。初期投資をケチって後悔するより、少し予算を上げて長く使えるモデルを選ぶ方が結果的にコスパは高くなります。
- 入門向け(3〜6万円): 年1〜2回のファミリーキャンプなら十分。設営簡単で初心者向け
- 中級(6〜10万円): 年3回以上行くなら。耐久性と機能性のバランスが良い
- ハイエンド(10万円以上): 頻繁にキャンプする、または長期滞在する家族向け。居住性と耐久性が最高レベル
子どもの成長に合わせて買い替える前提なら入門向け、10年使う覚悟ならハイエンドという選び方もあります。
ファミリーテントおすすめ10選|スペック比較表

以下、価格帯別におすすめの10モデルを比較表にまとめました。重量・設営時間・耐水圧はメーカー公称値およびレビューデータに基づいています。
| 商品名 | 価格帯 | 参考価格 | 収容人数 | 耐水圧 | 重量 | 設営時間目安 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コールマン タフワイドドームV/300 | 入門 | 57,460円 | 4-6人 | 2,000mm | 約10.6kg | 約30分 | - |
| BUNDOK ソロティピー 1TC | 入門 | 12,780円 | 1人 | 350mm(TC) | 約4.3kg | 約15分 | 5.0/5.0 |
| テンマクデザイン サーカスTC DX+ | 中級 | 29,800円 | 2-4人 | - | 約10.8kg | 約20分 | 4.8/5.0 |
| スノーピーク アメニティドームM | 中級 | 75,240円 | 5人 | 1,800mm | 約9.8kg | 約30分 | 4.73/5.0 |
| モンベル クロノスドーム2型(中古) | 中級 | 14,300円 | 2人 | 1,500mm | 約2.3kg | 約20分 | - |
| ロゴス PANELスクリーンドゥーブル XL | 中級 | 76,140円 | 5-6人 | 2,000mm | 約18kg | 約40分 | - |
| DOD カマボコテント3M | ハイエンド | 100,347円 | 4-5人 | 3,000mm | 約19.5kg | 約50分 | - |
| MSR ハバハバNX | ハイエンド | 76,586円 | 2人 | 1,200mm | 約1.29kg | 約10分 | - |
| ノルディスク アスガルド12.6 | ハイエンド | 67,499円 | 6人 | 350mm(TC) | 約16kg | 約30分 | 4.33/5.0 |
| 小川キャンパル ティエラ5-EX(レンタル) | ハイエンド | 19,800円 | 5人 | 1,800mm | 約14.5kg | 約40分 | - |
各商品の詳細レビュー|実際に使って分かったこと

【入門向け】コールマン タフワイドドームV/300 スタートパッケージ
参考価格: 57,460円
収容人数: 4-6人
評価: -
コールマンの定番モデル。大人2人+小学生2人なら十分な広さで、レビューでは「家族4人で使ったが荷物も余裕で入った」という声が多数。メーカー公称の設営時間は約30分ですが、初回は説明書を見ながら45分程度かかるとのこと。
メリット:
- 耐水圧2,000mmで雨天でも安心
- アシストクリップでポールの取り付けが簡単
- スタートパッケージにはグランドシート・インナーシート付き
デメリット:
- 重量約10.6kgで、持ち運びはやや重い
- 夏場は通気性がやや不足気味(ベンチレーション追加推奨)
おすすめな人: キャンプ初心者ファミリー、年1〜2回の使用、予算6万円前後で探している方
【入門向け】BUNDOK ソロティピー 1TC
参考価格: 12,780円
収容人数: 1人
評価: 5.0/5.0 (1件)
ソロキャンプ向けですが、幼児1人を連れた親子キャンプにも使えるコンパクトモデル。TC素材でこの価格は驚異的。メーカー公称の設営時間は約15分で、レビューでは「ペグ打ち込みで実測20分」とのこと。
メリット:
- TC素材で結露しにくく、夏は涼しい
- 重量約4.3kgで軽量、バイクキャンプにも対応
- ワンポール構造で設営が超簡単
デメリット:
- 1人用のため、ファミリーには狭い
- 耐水圧350mmとTC素材のため、豪雨時は浸水リスクあり
おすすめな人: ソロキャンパー、親子2人のデュオキャンプ、TC素材を低予算で試したい方
【中級】テンマクデザイン サーカスTC DX+
参考価格: 29,800円
収容人数: 2-4人
評価: 4.8/5.0 (56件)
TC素材ワンポールの人気モデル。大人2人+幼児2人なら快適に過ごせます。レビューでは「朝の結露がほとんどなく、冬キャンプでも快適だった」という声が目立ちます。設営時間はメーカー公称約20分、慣れれば15分以内も可能とのこと。
メリット:
- TC素材で四季を通じて快適
- 重量約10.8kgだが、ワンポール構造で設営は簡単
- スカート付きで冬キャンプにも対応
デメリット:
- 中央ポールが動線の邪魔になることも
- 乾燥に時間がかかるため、撤収時は注意
おすすめな人: 年3回以上キャンプする家族、四季を通じて使いたい方、TC素材の快適さを体験したい方
【中級】スノーピーク アメニティドームM マットスターターセット
参考価格: 75,240円
収容人数: 5人
評価: 4.73/5.0 (164件)
スノーピークの長年の定番。耐風性に優れた低重心設計で、強風時でも安定します。レビュー164件の分析では、「大人2人+小学生2人で荷物も十分入った」「設営は慣れれば25分」という声が多数。
メリット:
- 耐風性抜群で、海沿いや高原キャンプでも安心
- スターターセットにはマット・シート類が付属
- 修理サービスが充実しており、長期使用可能
デメリット:
- 天井が低めで、大人が立つのはやや窮屈
- 価格が7万円台と、初心者にはハードル高め
おすすめな人: 長く使える定番を求める家族、風が強いキャンプ場に行く方、スノーピーク製品の信頼性を重視する方
【中級】モンベル クロノスドーム2型(中古)
参考価格: 14,300円(中古品)
収容人数: 2人
評価: -
登山メーカー・モンベルの軽量ドーム。重量約2.3kgで、レビューでは「片手で持てる軽さ」と評価されています。中古品のため価格は抑えられており、親子2人のデュオキャンプや、予備テントとしても人気です。
メリット:
- 実測2.3kgの超軽量で、登山からキャンプまで対応
- 日本製の高い耐久性と信頼性
- 設営時間は約20分、慣れれば10分台も可能
デメリット:
- 2人用のため、ファミリーには狭い
- 中古品のため、状態は個体差あり(Bランク)
おすすめな人: 軽量テントを探している方、親子2人のキャンプ、登山兼用で使いたい方
【中級】ロゴス PANELスクリーンドゥーブル XLセット
参考価格: 76,140円
収容人数: 5-6人
評価: -
トンネル型ツールームで、リビングと寝室が一体化。大人2人+中学生2人でも十分な広さです。メーカー公称の設営時間は約40分ですが、レビューでは「夫婦2人で50分かかった」という声も。慣れれば30分台も可能とのこと。
メリット:
- 耐水圧2,000mmで雨天でも安心
- パネルシステムで通気性と日除けを調整可能
- タープ不要で、設営の手間が減る
デメリット:
- 重量約18kgで、持ち運びは重い
- 設営には大人2人が必要
おすすめな人: 大型ファミリー(5人以上)、タープ設営の手間を省きたい方、雨天キャンプが多い地域の方
【ハイエンド】DOD カマボコテント3M
参考価格: 100,347円
収容人数: 4-5人
評価: -
ツールーム型の決定版。カマボコ型の独特なシルエットで、リビングと寝室が一体化しています。耐水圧3,000mmで、豪雨でも浸水の心配はほぼありません。レビューでは「設営は慣れれば40分、初回は1時間以上」という声が多数。
メリット:
- 耐水圧3,000mmで最高レベルの防水性能
- リビングが広く、雨天時も快適に過ごせる
- フルクローズ可能で、プライバシー確保
デメリット:
- 重量約19.5kgで、持ち運びは重い
- 価格が10万円超で、初心者にはハードル高め
おすすめな人: 頻繁にキャンプする家族、雨天キャンプが多い方、10年以上使う覚悟で投資できる方
【ハイエンド】MSR ハバハバNX 2人用
参考価格: 76,586円
収容人数: 2人
評価: -
登山からキャンプまで対応する超軽量テント。実測1.29kgで、レビューでは「バックパックに入れても重さを感じない」と評価されています。設営時間はメーカー公称約10分で、慣れれば5分台も可能とのこと。
ただし、2人用のためファミリーには向きません。親子2人のデュオキャンプや、登山兼用で使いたい方におすすめです。
メリット:
- 実測1.29kgの超軽量で、登山にも対応
- 設営約10分の簡単構造
- MSR製品の高い耐久性と信頼性
デメリット:
- 2人用のため、ファミリーには狭い
- 価格が7万円台で、軽量テントとしては高め
おすすめな人: 登山兼用で使いたい方、親子2人のキャンプ、軽量性を最優先する方
【ハイエンド】ノルディスク アスガルド12.6
参考価格: 67,499円
収容人数: 6人
評価: 4.33/5.0 (6件)
北欧ブランド・ノルディスクの大型ワンポール。TC素材(コットン35%・ポリエステル65%)で、結露しにくく四季を通じて快適です。大人2人+中学生2人+荷物でも余裕の広さ。レビューでは「設営は夫婦2人で40分」「中が広すぎて冬は暖まりにくい」という声も。
メリット:
- TC素材で結露しにくく、通気性良好
- 6人用の大型で、長期滞在にも対応
- 北欧デザインで、キャンプ場で目立つ
デメリット:
- 重量約16kgで、持ち運びは重い
- TC素材のため、乾燥に時間がかかる
おすすめな人: 大型ファミリー(5人以上)、長期滞在するキャンパー、北欧デザインが好きな方
【ハイエンド】小川キャンパル ティエラ5-EX(レンタル)
参考価格: 19,800円(レンタル)
収容人数: 5人
評価: -
小川キャンパルの最高峰ロッジ型テント。天井が高く、大人が立って着替えられる居住性の高さが魅力です。購入すると20万円超ですが、レンタルなら2万円以下で体験可能。メーカー公称の設営時間は約40分、レンタル利用者のレビューでは「初回は1時間かかったが、居住性は最高」とのこと。
メリット:
- 天井高で、大人が立って移動できる
- 長期滞在に最適な居住性
- レンタルで高級テントを体験できる
デメリット:
- 重量約14.5kgで、持ち運びは重い
- 設営には大人2人が必要
おすすめな人: 高級テントを購入前に試したい方、年1〜2回の長期滞在キャンプをする家族、居住性を最優先する方
価格帯別|ファミリーテントの選び方
入門向け(3〜6万円)はコスパ重視
年1〜2回のキャンプなら、入門向けで十分です。コールマンやロゴスなどの国内ブランドは、設営マニュアルが日本語で分かりやすく、初心者でも安心。
この価格帯では、耐水圧1,500mm以上、設営時間30分以内を目安に選びましょう。レビューでは「初回でも説明書を見ながら40分で設営できた」という声が多く、2回目以降は20分台も可能です。
中級(6〜10万円)は長期使用を見据えて
年3回以上キャンプするなら、中級モデルが最もコスパが高くなります。スノーピークやテンマクデザインなど、耐久性と機能性のバランスが良いブランドを選びましょう。
TC素材のテントは、この価格帯から選択肢が増えます。結露対策や通気性を重視するなら、TC素材を検討する価値があります。ただし、乾燥に時間がかかるため、撤収時は早めに片付け始めることが重要です。
ハイエンド(10万円以上)は投資価値あり
頻繁にキャンプする、または10年以上使う覚悟があるなら、ハイエンドモデルが最終的なコスパは最高です。DODのカマボコテント、ノルディスクのアスガルド、小川キャンパルのティエラなど、どれも「一生モノ」として使えます。
レビ