キャンプデビューに必要なもの一覧
初めてのキャンプ、何を揃えればいいか迷っていませんか?実際に初心者の頃、私も「あれもこれも必要かも」と悩んだものです。
でも安心してください。キャンプは思ったよりシンプルに始められます。真冬の河原で凍えた経験、夏の山中で快適に過ごせた体験から、本当に必要なものだけを厳選しました。
最低限必要な基本装備
- ★★★ テント(寝床・避難場所)
- ★★★ 寝袋/シュラフ(夜間の防寒)
- ★★★ マット(地面の冷気・凹凸対策)
- ★★ テーブル&チェア(食事・休憩)
- ★★ ランタン/ライト(夜間照明)
- ★★ クーラーボックス(食材保冷)
- ★ 調理器具セット(バーナー・コッヘル)
- ★ 焚き火台(焚き火・調理)
★3つが絶対必須、★2つがあると快適、★1つは代替可能なアイテムです。初回は★3つと★2つを揃えれば十分楽しめます。
必須アイテム詳細ガイド

テント:初心者は設営しやすいドーム型一択
キャンプの要となるテント。初めての設営で30分以上かかり、汗だくになった経験があります。
初心者には2〜3人用のドーム型テントが最適です。理由は明確で、ポールを通すだけのシンプル構造だから。実際、慣れれば15分で設営完了できます。選ぶポイントは次の3つ:
- 耐水圧1,500mm以上(雨天対応の目安)
- フライシート付き(結露・雨対策)
- 前室あり(荷物置き場として便利)
ただし注意点も。安価なテントは通気性が悪く、夏は蒸し風呂状態になりがち。メッシュ窓の多いモデルを選びましょう。
ソロなら2人用、家族なら実際の人数+1人分の広さが快適です。3人家族なら4人用がおすすめ。荷物を置くスペースも必要ですからね。
重量は3〜5kgが持ち運びしやすい範囲。オートキャンプなら多少重くても問題ありませんが、徒歩移動があるなら要チェックです。
寝袋/シュラフ:季節に合わせた温度選びが命
「寝袋なんてどれも同じでしょ?」
そう思っていた初心者時代、-5℃対応のはずが寒くて眠れなかった夜があります。使用温度表示より実際は5℃ほど暖かい環境で使うのが快適の秘訣です。
3シーズン用(春夏秋、快適温度5〜10℃)が最初の1つとしてベスト。真冬以外をカバーできます。形状は封筒型とマミー型がありますが:
| タイプ | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 封筒型 | ゆったり、連結可能 | 保温性やや劣る |
| マミー型 | 保温性抜群、軽量 | 窮屈に感じる人も |
初心者には封筒型が使いやすいです。ファスナーを開ければ掛け布団としても使えるため、暑い夜も対応できます。
化繊とダウンの違いも重要。化繊は濡れても保温力を保ち、価格も手頃。ダウンは軽量コンパクトだが高価で濡れに弱い。最初は化繊で十分です。
マット:快適睡眠の縁の下の力持ち
見落としがちですが、マットは睡眠の質を劇的に変えます。初回キャンプでマットなしで寝て、翌朝全身痛くて後悔した経験者は多いはず。
地面の凹凸だけでなく、冷気を遮断する断熱性が最重要。春先のキャンプで底冷えして眠れず、翌日から断熱マットを購入しました。
- インフレータブルマット:バルブを開けば自動膨張、厚さ3〜5cm、快適だが重い(1〜2kg)
- エアマット:超軽量コンパクト、口で膨らます手間、パンクリスク
- クローズドセルマット:軽量安価、かさばる、断熱性は高い
初心者にはインフレータブルマット推奨。準備が楽で快適性が高いためです。R値(断熱値)2.0以上を選べば3シーズン対応できます。
テーブル&チェア:食事と休憩の快適度を左右
地べたスタイルもありますが、初心者には椅子とテーブルがあると断然楽です。
チェアは座面高30〜40cmのローチェアが主流。焚き火を囲むのにちょうどいい高さで、安定感もあります。実際2泊3日のキャンプで10時間以上座っても疲れにくいモデルを選ぶべき。試座できるなら必ず座ってみてください。
テーブルは折りたたみ式のアルミ製が軽量で錆びにくい。高さはチェアに合わせて選びましょう。4人家族なら90×60cm程度が使いやすいサイズです。
注意: 激安チェアは耐荷重が低く、1シーズンで壊れることも。80kg以上の耐荷重表示があるものを選んでください。
ランタン:安全性重視ならLED一択
夜のキャンプサイトは想像以上に真っ暗。ランタンは複数必要です。
初心者にはLEDランタンを強く推奨します。ガスやガソリンランタンは明るく雰囲気も良いのですが、一酸化炭素中毒のリスクがあり、テント内では絶対使用禁止。LEDなら安全で、充電式なら燃料も不要です。
明るさは1000ルーメン以上のメインランタン1つ、200〜300ルーメンのサブランタン2つが理想的な組み合わせ。メインをテーブル中央、サブをテント入口と調理場に配置すれば、快適に過ごせます。
調光機能付きなら、夕食時は明るく、就寝前は暗くと調整できて便利。連続点灯時間も確認を。最低8時間以上もつものが安心です。
クーラーボックス:食材管理の要
夏場は食材の傷みが心配です。実際、保冷力不足で肉が傷みかけた経験があります。
容量は日数×人数×10リットルが目安。1泊2日の4人家族なら40リットル前後。ハードタイプとソフトタイプがありますが、初心者にはハードタイプが保冷力が高くおすすめです。
保冷力を最大化するコツ:
- 使用前日から冷やしておく
- 保冷剤は上下に配置(冷気は下に下がる)
- 開閉回数を最小限に
- 直射日光を避ける
板氷または大型保冷剤を底に敷き、食材を入れ、上にも保冷剤を置く。これだけで保冷時間が大幅に延びます。真夏の2日間、氷が残っていたときは感動しました。
調理器具:シングルバーナーとコッヘルがあれば十分
焚き火で調理するのは雰囲気がありますが、火加減が難しく、初心者にはシングルバーナーが確実です。CB缶(カセットボンベ)タイプなら、コンビニで燃料が手に入るため便利。
コッヘル(クッカー)はアルミ製の2〜3点セットが使いやすい。1リットルサイズの鍋があれば、お湯を沸かす、インスタント麺を作る、レトルトを温めるといった基本調理は全てこなせます。
フライパン、包丁、まな板は100円ショップのもので十分。使い捨て食器を活用すれば、洗い物も最小限に抑えられます。
調味料は小分けボトルに入れて持参。醤油、塩、胡椒、油があれば大抵の料理は作れます。
あると便利なアイテム

タープ:日差しと雨から守る快適空間
なくても困りませんが、あると快適度が段違いです。
特に夏場の日中、直射日光を避けられる日陰は貴重。突然の雨でも、タープの下なら食事や団らんを続けられます。家族4人で使うなら3×3m以上のサイズがおすすめ。
ヘキサタープは設営が簡単でデザインもスタイリッシュ。ただし、ポールとロープワークに慣れが必要。初回は設営に30分ほどかかりましたが、3回目には10分でできるようになりました。
焚き火台:キャンプの醍醐味を味わう
多くのキャンプ場は直火禁止のため、焚き火をするなら焚き火台が必要です。
炎を眺めながらの夜は格別。コーヒーを淹れたり、マシュマロを焼いたり、家族との会話も弾みます。初めて焚き火に成功したときの達成感は今でも忘れられません。
初心者向けは組み立てが簡単な浅型タイプ。薪は現地調達が基本ですが、針葉樹より広葉樹の方が長持ちします。軍手と火吹き棒もあると便利。
注意: 焚き火台の下に難燃シートを敷かないと、芝生を焦がしてしまいます。必ず用意しましょう。
その他の便利グッズ
- ポータブル電源:スマホ充電、夏は扇風機、冬は電気毛布が使える(あると快適だが初回は不要)
- キッチンテーブル:調理専用の作業台、腰の高さで調理が楽
- ゴミ袋:45リットル袋を多めに、分別用に複数色あると便利
- ウェットティッシュ:手洗い場が遠い、水が使えない場面で重宝
- 虫除けスプレー:春〜秋は必須、特に夕方以降
- 救急セット:絆創膏、消毒液、虫刺され薬は最低限
これらは徐々に揃えていけばOK。初回から全部は不要です。
予算別モデルプラン

【最低限プラン】約2万円〜3万円
「とりあえず1回やってみたい」という方向け。レンタルや代用品を活用します。
| アイテム | 選択肢 | 参考価格 |
|---|---|---|
| テント | 格安2人用ドーム型 | 5,000円 |
| 寝袋×2 | 化繊封筒型 | 6,000円 |
| マット×2 | クローズドセル | 4,000円 |
| ランタン | LED小型1個 | 2,000円 |
| チェア×2 | 折りたたみ簡易型 | 4,000円 |
| テーブル | 小型折りたたみ | 2,000円 |
| バーナー | CB缶シングル | 3,000円 |
| クーラーボックス | 発泡スチロール製 | 1,000円 |
| 合計 | 約27,000円 |
このプランで実際1泊2日を過ごせます。ただし、快適性は最低限。夏の暑さ、冬の寒さには対応しづらい装備です。「キャンプが自分に合うか試したい」という段階ならこれで十分。
テーブルや椅子は家にあるものを使い、調理器具は家庭用を持参すれば、さらにコストダウン可能です。
【標準プラン】約6万円〜8万円
年に数回キャンプする予定なら、このクラスがバランス良好。3シーズン快適に過ごせます。
| アイテム | 選択肢 | 参考価格 |
|---|---|---|
| テント | 有名ブランド4人用 | 20,000円 |
| 寝袋×3 | 3シーズン対応 | 15,000円 |
| マット×3 | インフレータブル | 12,000円 |
| ランタン | LEDメイン+サブ | 8,000円 |
| チェア×3 | ローチェア | 12,000円 |
| テーブル | 中型アルミ製 | 5,000円 |
| バーナー | CB缶ツーバーナー | 8,000円 |
| クーラーボックス | ハード40L | 6,000円 |
| タープ | ヘキサタープ | 8,000円 |
| 合計 | 約94,000円 |
実際このクラスの装備で50回以上キャンプしていますが、大きな不満はありません。真冬以外は快適に過ごせます。家族3〜4人での利用を想定した内容です。
初期投資としては高く感じるかもしれませんが、年3回利用すれば3年で元が取れます。ホテル宿泊に比べてコスパは良好です。
【こだわりプラン】約15万円〜20万円
快適性を追求し、4シーズン対応を目指すプラン。長く使える良質な装備を揃えます。
| アイテム | 選択肢 | 参考価格 |
|---|---|---|
| テント | 高品質2ルーム型 | 60,000円 |
| 寝袋×3 | ダウン3シーズン | 45,000円 |
| マット×3 | 高R値インフレータブル | 24,000円 |
| ランタン | 充電式高輝度複数 | 20,000円 |
| チェア×3 | ハイバック高級モデル | 30,000円 |
| テーブル | 天然木ロールテーブル | 15,000円 |
| バーナー | ツーバーナー+シングル | 20,000円 |
| クーラーボックス | 高性能50L | 20,000円 |
| タープ | 大型高品質 | 20,000円 |
| 焚き火台 | ステンレス製高級 | 15,000円 |
| 合計 | 約269,000円 |
正直、初心者がいきなりこのプランを選ぶ必要はありません。
ただし、キャンプにハマる自信がある、長期的に続ける予定がある、快適性を最優先したいなら、最初から良いものを買うのもアリ。安物を買い替えるより結果的に安くつくケースもあります。
私自身、3年かけて徐々にグレードアップし、今はこのクラスの装備です。真冬の-10℃でも快適に過ごせる装備になりました。
よくある質問

Q1. レンタルと購入、どちらがお得ですか?
年1〜2回ならレンタルがお得です。フルセットレンタルは1泊1万円前後が相場。年2回×3年=6万円なので、標準プランの購入費用より安く済みます。
一方、年3回以上行くなら購入がお得。レンタル品は使用感があり、自分好みに調整できないデメリットもあります。「まず1回レンタルで試して、続けられそうなら購入」が賢い選択です。個人の感想ですが、実際に触れてから買うと失敗が少ないです。
Q2. 初めてのキャンプに適した季節は?
春(4〜5月)か秋(9〜10月)が断然おすすめです。気温が穏やかで、虫も少なく、初心者でも快適に過ごせます。
夏は暑さ対策が必須で、標高の高いキャンプ場を選ぶ必要があります。冬は防寒装備が高額になり、初心者には難易度が高い。実際、初めてのキャンプを真夏にして熱中症寸前になった経験があります。まずは過ごしやすい季節から始めましょう。
Q3. 子供連れキャンプの注意点は?
安全確保が最優先です。具体的には:
- 区画サイトを選ぶ(車の往来が少ない)
- 川や崖から離れた場所を確保
- 刃物や火の取り扱いルールを事前に説明
- 夜は必ずランタンをつけ、迷子防止
- 救急セットを必ず持参
また、子供は飽きやすいので、遊び道具(ボール、シャボン玉、虫取り網など)を用意すると良いです。我が家は初回、子供用の簡易テントも持参して「秘密基地」として遊ばせました。効果には個人差がありますが、子供たちは大喜びでした。
Q4. 雨天時のキャンプは中止すべき?
大雨や台風なら絶対に中止すべきですが、小雨程度なら装備次第で楽しめます。
レインウェア、タープ、予備のタオル、靴の替えがあれば対応可能。むしろ雨キャンプは人が少なく、静かで趣があります。初心者の頃、小雨の中でのキャンプを決行し、タープの下で雨音を聞きながらのコーヒーが忘れられない思い出になりました。
ただし、河川敷や増水の危険がある場所は絶対避けてください。天気予報をこまめにチェックし、悪化するなら早めに撤収する判断も大切です。
Q5. キャンプ場の選び方のコツは?
初心者には高規格キャンプ場が断然おすすめ。具体的には:
- AC電源サイトがある(スマホ充電、電気毛布が使える)
- 温水シャワーや風呂がある
- 売店で薪や氷が買える
- トイレが清潔で洋式
- 管理人が24時間常駐
「自然を満喫したいのに設備?」と思うかもしれませんが、初回は安心感が最優先。慣れてから設備の少ないキャンプ場に挑戦すれば良いのです。実際、設備の整ったキャンプ場で何度か経験を積んでから、フリーサイトに挑戦した方が失敗は少ないです。
まとめ・持ち物チェックリスト
キャンプ初心者に必要なもの一式、いかがでしたか?
重要なのは「完璧を目指さない」こと。最低限の装備でスタートし、経験を積みながら買い足していくのが賢明です。実際、私も最初は借り物だらけで始めました。
絶対忘れてはいけない必須アイテム(出発前チェックリスト):
- □ テント(ペグ・ロープ・ポール含む)
- □ 寝袋×人数分
- □ マット×人数分
- □ ランタン・ライト(予備電池も)
- □ テーブル・チェア
- □ クーラーボックス・保冷剤
- □ バーナー・燃料
- □ 調理器具・食器
- □ 食材・飲料水
- □ 着替え・防寒着
- □ レインウェア
- □ タオル類
- □ ゴミ袋
- □ 救急セット
- □ 虫除けスプレー
- □ 身分証明書・保険証
初めてのキャンプは不安もあるでしょう。でも、準備をしっかりすれば大丈夫。自然の中で過ごす時間は、日常では味わえない特別な体験になります。
焚き火を囲んで家族と語らう夜、朝日とともに目覚める爽快感、自分で作った料理の美味しさ。これらは実際に体験しないとわからない魅力です。
まずは近場のキャンプ場で1泊から。この記事が、あなたの素敵なキャンプライフの第一歩になれば幸いです。
※効果や快適性には個人差があります。気候条件やキャンプ場の環境によって必要な装備は変わりますので、事前に現地の情報を確認してください。