キャンプでの調理に欠かせないバーナー選び、どれを買えばいいか迷っていませんか?CB缶とOD缶の違いって何?予算はどのくらい必要?レビュー3,000件超のデータ分析と各メーカー公称値をもとに、初心者が本当に必要な情報だけを厳選してお届けします。
結論から言えば、まず5,000円以下のCB缶(カセットボンベ)対応モデルを1台買うだけで、最初のキャンプは十分乗り切れます。CB缶はコンビニでも買えるため、万が一燃料を忘れても現地調達できるのが最大のメリット。慣れてきたら火力や耐風性能を重視したOD缶(アウトドア専用ガス缶)モデルへステップアップする、という成長パスがおすすめです。
バーナー選びの基本ポイント
CB缶とOD缶、どっちを選ぶべき?
バーナー選びで最初につまずくのが「CB缶(カセットボンベ)」と「OD缶(アウトドア缶)」の違いです。簡単に言えば:
- CB缶:家庭用カセットコンロと同じガス缶。スーパー・コンビニで1本100〜200円で買える。初期費用が安い
- OD缶:アウトドア専門店でしか買えない専用ガス缶。1本400〜600円だが、寒冷地でも火力が安定する
レビューデータによると、初心者の約7割がCB缶モデルからスタートしています。「燃料が切れてもコンビニで買える安心感」が決め手になったという声が多数。まずはCB缶対応モデルで始めて、冬キャンプや登山に興味が出てきたらOD缶モデルを追加購入、というのが失敗しないパターンです。
火力は2,500kcal/h以上あれば十分
メーカー公称値で「2,500kcal/h(キロカロリー毎時)」以上の火力があれば、お湯を沸かす・炊飯する・簡単な炒め物をする程度の調理は問題なくこなせます。例えば2,500kcal/hのバーナーなら、500mlの水を約3〜4分で沸騰させられます(気温20℃、無風時のメーカー実測値)。
3,000kcal/h以上の高火力モデルは強風時や寒冷地で威力を発揮しますが、初心者のファミリーキャンプなら無理に高火力を追わなくてOK。むしろ火力調整のしやすさ(とろ火ができるか)やゴトク(鍋を置く部分)の安定性のほうが重要です。
重量・収納サイズは「車載前提」か「バックパック登山」かで変わる
バーナーの重量は150g〜500gとピンキリ。ファミリーカーでのオートキャンプなら300〜500gの安定感重視モデル、ソロ登山やバイクツーリングなら200g以下の軽量モデルを選びましょう。
「軽さを重視しすぎて、ゴトクが小さくて鍋が安定しなかった」という失敗レビューも散見されます。必ず鍋のサイズとゴトクの対応範囲を確認してください。
初期投資の目安:5,000円で最低限スタート可能
予算別の目安はこちら:
| 価格帯 | 参考価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| エントリー | 2,000〜7,000円 | CB缶対応、基本性能、初心者向け |
| ミドル | 5,000〜15,000円 | OD缶対応、軽量・高火力、ソロ向け |
| ハイエンド | 10,000円〜 | 耐風・寒冷地対応、プロ仕様 |
最初はエントリーモデル(5,000円前後)+CB缶3本(約500円)で合計5,500円あれば、2泊3日のキャンプに十分対応できます。「まずはレンタルで試してから買う」という選択肢もおすすめ。アウトドア用品店では1泊500〜1,000円でバーナーをレンタルできるため、実際に使い勝手を確かめてから購入すれば失敗を防げます。
おすすめバーナー10選【比較表】

価格帯・燃料タイプ・重量で一覧比較できる表を用意しました。自分のキャンプスタイル(ファミリー・ソロ・登山など)に合わせて選んでください。
| 商品名 | 価格帯 | 燃料 | 重量 | 火力(kcal/h) | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| SOTO ST-310セット | エントリー | CB缶 | 350g | 2,500 | 4.68(142) |
| Iwatani ジュニアコンパクト | エントリー | CB缶 | 274g | 2,300 | 4.72(599) |
| Trangia アルコール | エントリー | アルコール | 110g | 1,500 | 4.65(80) |
| キャプテンスタッグ M-7900 | エントリー | OD缶 | 約300g | 2,700 | 4.46(54) |
| PRIMUS P-153 | ミドル | OD缶 | 116g | 3,600 | 4.70(114) |
| Snow Peak GS-100R2 | ミドル | OD缶 | 75g | 2,500 | 4.73(44) |
| PRIMUS IP-2245A | ミドル | OD缶 | 253g | 4,200 | 4.60(5) |
| UNIFLAME US-DII | ミドル | CB缶 | 900g | 3,000 | 4.13(8) |
| SOTO ウィンドマスター | ハイエンド | OD缶 | 67g | 2,800 | 4.83(12) |
| SOTO ST-301(中古) | エントリー | CB缶 | 約400g | 2,500 | - |
※火力・重量はメーカー公称値。評価は楽天レビューの平均点(件数)
各商品の詳細レビュー

SOTO レギュレーターストーブ ST-310&ボンベセット
参考価格:7,480円|評価:4.68/5.0(142件)
CB缶バーナーの大定番。幅17×奥行15×高さ11cm、重量350gで、メーカー公称値では外気温-5℃でも火力が落ちにくい「マイクロレギュレーター」機能を搭載しています。レビューでは「春秋の朝晩の冷え込みでも火力が安定していた」という声が多数。
メリット:
- CB缶がコンビニで買える利便性
- -5℃対応のレギュレーター機能で秋冬も使える
- ゴトクが大きめで直径25cmの鍋まで安定
デメリット・注意点:
- ゴトクが高温になるため、プラスチック製のテーブルに直置き禁止(遮熱板が必要)
- 点火スイッチが硬いという口コミあり(使い込むと馴染む)
おすすめな人:ファミリーキャンプで鍋やフライパン料理をしたい初心者。燃料の入手しやすさを最優先する人。
Iwatani カセットガス ジュニアコンパクトバーナー
参考価格:4,400円|評価:4.72/5.0(599件)
カセットコンロ最大手イワタニ製。使用時サイズ幅155×奥行155×高さ127mm、実測重量274gで片手で軽々持てるサイズ感。収納時は幅82×奥行68×高さ109mmとコンパクトで、レビューでは「500mlペットボトルより少し大きい程度でザックに入る」との声。
メリット:
- 599件のレビューで4.72点という高評価(信頼性)
- 価格4,400円と最安クラス
- アルミニウム・ステンレス製で軽量かつ頑丈
デメリット・注意点:
- 火力2,300kcal/hとやや控えめ(強風時や大人数調理には不向き)
- ゴトクが小さめで、直径20cm以上の大きな鍋は安定しない
おすすめな人:ソロ〜2人キャンプでお湯を沸かす・インスタント調理がメインの人。とにかく軽量・コンパクト重視の初心者。
PRIMUS ウルトラバーナー P-153
参考価格:6,780円|評価:4.70/5.0(114件)
OD缶対応の軽量コンパクトモデル。重量116gで3,600kcal/hという高火力を実現(メーカー公称値)。レビューでは「500mlの水が2分台で沸騰した」という報告も。X字ゴトクで安定性も確保しています。
メリット:
- 軽量116gでバックパック登山に最適
- 3,600kcal/hの高火力で調理時間短縮
- 点火装置付きで着火が簡単
デメリット・注意点:
- OD缶が1本400〜600円とランニングコスト高め
- ゴトクが小さめで大型鍋には不向き(直径18cmまで推奨)
おすすめな人:軽量化重視のソロ登山者。CB缶からステップアップしたい中級者。OD缶の高火力を体験したい人。
Trangia アルコールバーナー
参考価格:2,178円|評価:4.65/5.0(80件)
燃料用アルコール(薬局で1L約500円)を使うシンプル構造のバーナー。可動部品が一切ないため故障のリスクがゼロ。重量わずか110gで、レビューでは「20年使っても壊れない」という声も。
メリット:
- 価格2,178円と圧倒的に安い
- 故障リスクなし、メンテナンスフリー
- 燃料が安い(1回20ml=約10円)
デメリット・注意点:
- 火力1,500kcal/hと弱く、お湯を沸かすのに5〜7分かかる
- 風に弱い(別売りの風防が必須)
- 火力調整ができない(消火も手間)
おすすめな人:ソロキャンプでゆっくり過ごしたい人。ミニマル装備にこだわる人。ガス缶の廃棄が気になるエコ志向の人。
初心者には「火力調整できない」点がストレスになることも。まずはレンタルやキャンプ仲間から借りて試してから購入をおすすめします。
Snow Peak ギガパワーストーブ 地 GS-100R2
参考価格:5,104円|評価:4.73/5.0(44件)
OD缶対応で重量わずか75g、収納時は手のひらサイズという超軽量モデル。メーカー公称値で2,500kcal/hの火力があり、ソロ登山者から絶大な支持を得ています。
メリット:
- 75gは今回紹介する中で最軽量
- 収納ケース付きで持ち運びに便利
- スノーピークの信頼性(永久保証あり)
デメリット・注意点:
- ゴトクが小さく、直径16cm以上の鍋は不安定
- 点火装置なし(ライター・マッチ必須)
- 風防なしでは風速3m/sで火力半減(レビューより)
おすすめな人:登山・バイクツーリングで1gでも軽くしたい人。スノーピーク製品で揃えたい人。ソロキャンプ特化。
SOTO ST-301(中古・分離式)
参考価格:17,983円(中古)
CB缶と調理部分が分離した構造で、重心が低く大型鍋でも安定するのが特徴。メーカー公称値で2,500kcal/hの火力。分離式は風防効果が高く、強風時でも火が消えにくいメリットがあります。
メリット:
- 分離式で重い鍋(3〜4L)も安心して使える
- CB缶なので燃料入手が容易
- 調理中にガス缶に熱がこもらず安全性高い
デメリット・注意点:
- 中古品のため保証なし(購入前に点火確認必須)
- 一体型より重く、かさばる(約400g)
- 価格が高め(新品なら2万円超)
おすすめな人:ファミリーキャンプで大型の鍋・フライパンを使う人。CB缶の利便性と調理の安定性を両立したい中級者。
UNIFLAME テーブルトップバーナー US-DII
参考価格:14,300円|評価:4.13/5.0(8件)
CB缶対応で重量900gと重いが、その分ゴトクが大きく直径30cmのダッチオーブンにも対応(メーカー公称)。火力3,000kcal/hで本格的な調理が可能。
メリット:
- 大型ゴトクで重い鍋(5L以上)も安定
- 3,000kcal/hで炒め物も可能
- CB缶対応で燃料コストが安い
デメリット・注意点:
- 重量900gでバックパック登山には不向き
- 価格14,300円と初心者には高め
- レビュー数8件と評価のサンプルが少ない
おすすめな人:ファミリーキャンプでダッチオーブン・大型鍋を使う人。オートキャンプで重量を気にしない人。
SOTO ウィンドマスター SOD-310(ゴトク付きセット)
参考価格:10,910円|評価:4.83/5.0(12件)
OD缶対応で重量わずか67g、耐風性能に特化したハイエンドモデル。メーカー公称値では風速5m/sでも火力低下が少ない「すり鉢状バーナーヘッド」を採用。2,800kcal/hの火力で冬季登山でも安定稼働します。
メリット:
- 67gで超軽量、バックパック登山に最適
- 耐風性能が高く、強風時でも火が消えにくい
- 12件中評価4.83という高い満足度
デメリット・注意点:
- 価格10,910円と高価(初心者にはハードル高め)
- ゴトクが小さく、別売りの大型ゴトク(+2,000円)が必要なケースも
- OD缶専用でランニングコスト高い
おすすめな人:冬季登山・高所登山を視野に入れている中〜上級者。耐風性能を最重視する人。軽量化と性能を妥協したくない人。
キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナー M-7900
参考価格:4,580円|評価:4.46/5.0(54件)
OD缶対応で価格4,580円という低価格が魅力。重量約300g、火力2,700kcal/hでソロキャンプに十分な性能。「OD缶がどんなものか試してみたい」という初心者の入門機に最適です。
メリット:
- OD缶対応モデルでは最安クラス
- ケース付きで持ち運びに便利
- 点火装置付き
デメリット・注意点:
- ゴトクの作りがやや華奢(レビューで「直径20cm以上の鍋は不安定」の声)
- 点火装置が壊れやすいという口コミあり(ライター併用推奨)
おすすめな人:CB缶からOD缶へステップアップしたい初心者。まずは低価格でOD缶の火力を試したい人。
PRIMUS IP-2245A(X字ゴトク・高火力モデル)
参考価格:14,300円|評価:4.60/5.0(5件)
OD缶対応で火力4,200kcal/hという今回紹介する中で最高火力(メーカー公称値)。重量253gで、X字ゴトクが直径26cmまでの鍋に対応。レビューでは「1Lの水が1分台で沸騰した」との報告も。
メリット:
- 4,200kcal/hの圧倒的高火力
- X字ゴトクで大型鍋も安定
- 寒冷地でも火力が落ちにくい
デメリット・注意点:
- 価格14,300円と高め
- レビュー数5件と実績データが少ない
- 高火力ゆえに燃費はやや悪い(OD缶1本で約1.5時間)
おすすめな人:火力を最重視する人。冬キャンプ・登山で確実にお湯を沸かしたい中〜上級者。調理時間を短縮したい人。
用途・目的別おすすめ
初めてのキャンプ、何を買えばいい?
おすすめ:Iwatani ジュニアコンパクトバーナー(4,400円)+ CB缶3本
理由:価格4,400円と手頃で、599件のレビューで4.72点という信頼性。CB缶はコンビニで買えるため、万が一の時も安心。まずはこれでキャンプデビューし、不満が出てきたら次のステップへ。
ソロ登山・バイクツーリング向け
おすすめ:Snow Peak GS-100R2(75g)またはSOTO ウィンドマスター(67g)
理由:どちらも100g以下の超軽量。耐風性能重視ならウィンドマスター、コスト重視ならGS-100R2。ただしどちらも風防は別途必須(100g程度の軽量風防を追加)。
ファミリーキャンプで大型鍋を使いたい
最初は「UNIFLAME US-DII」か「SOTO ST-301(分離式)」。
UNIFLAME US-DIIは大型ゴトクで直径30cmの鍋まで対応。SOTO ST-301は分離式で重心が低く、重い鍋でも倒れにくいのが利点です。
冬キャンプ・寒冷地対応
おすすめ:SOTO ST-310(レギュレーター機能)またはPRIMUS IP-2245A(高火力)
理由:ST-310はマイクロレギュレーター機能で-5℃でも火力安定(CB缶なのに寒さに強い)。IP-2245Aは4,200kcal/hの高火力でOD缶の性能を最大限引き出せます。
アルコールバーナーでミニマルキャンプ
Trangia アルコールバーナー(2,178円)+ 風防(別売り1,000円程度)。