キャンプやアウトドアで快適に過ごすために欠かせないのが「チェア」です。でも、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「価格も1,980円から9,980円までピンキリで迷う」という声をよく聞きます。

実際、筆者も初めてチェアを買うときは悩みました。安さに惹かれて買ったら座り心地が悪くて腰が痛くなったり、逆に高機能モデルを買ったものの重くて持ち運びが大変だったり…。そんな失敗を繰り返して、ようやく自分に合った一脚に出会えたんです。

この記事では、初心者がチェア選びで失敗しないためのポイントを、実体験に基づいてわかりやすく解説します。予算2,000円から始められる入門モデルから、本格派向けまで幅広く紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそもチェアとは

アウトドア用のチェアは、家庭用の椅子とは大きく異なります。

最大の特徴は「折りたたみ・収納が可能」という点。使わないときはコンパクトに畳んで専用バッグに収納し、車のトランクや家の収納スペースに保管できます。キャンプ場に着いたら、サッと広げて設置完了。これが5秒でできるタイプもあれば、1分ほどかかるタイプもあります。

アウトドアチェアの基本構造

多くのチェアは「フレーム(骨組み)」と「シート(座面の布)」の2つのパーツで構成されています。

  • フレーム:アルミ合金製が主流。軽量で錆びにくいのが特徴です
  • シート:ポリエステルやナイロン、難燃素材のTC生地(コットンとポリエステルの混紡)など
  • 脚キャップ:地面に接する部分。ラバー(ゴム)製なら沈み込みにくい

家族3人で河原キャンプに行ったとき、安価なチェアの脚が砂利に沈んでグラグラした経験があります。そのとき初めて「脚キャップの形状も大事なんだ」と実感しました。

「ローチェア」と「ハイチェア」の違い

座面の高さで大きく2種類に分かれます。

タイプ座面高さ向いているシーン
ローチェア約20〜30cm焚き火、地面に近いロースタイルキャンプ
ハイチェア約40〜50cmテーブルでの食事、立ち座りが楽

初心者には、実はローチェアがおすすめ。理由は後ほど詳しく説明します。

選ぶ前に知っておきたい基礎知識

チェア選びで絶対に確認すべき5つの数値

カタログやネット通販を見ていると、たくさんのスペックが並んでいますよね。正直なところ、全部チェックする必要はありません。

初心者が見るべきは、この5つだけです:

  1. 重量:1kg未満なら超軽量、2〜3kgが標準、4kg以上は重め
  2. 収納サイズ:車のトランクに入るか、リュックに固定できるか
  3. 座面高さ:テーブルの高さと合うか(後述)
  4. 耐荷重:体重+10kgが目安(余裕を持つと安心)
  5. 展開サイズ:実際に座る部分の広さ

たとえば、体重65kgの方なら耐荷重80kg以上を選ぶのが無難。筆者は一度、耐荷重ギリギリのチェアを買って、座るたびに「大丈夫かな…」と不安になった経験があります。これ、地味にストレスなんですよね。