ワインを自宅で保管したいけれど、どのワインセラーを選べばいいのか迷っていませんか?実は、初めてのワインセラー選びで失敗する人の多くが「収納本数」と「冷却方式」の違いを理解せずに購入しています。
この記事では、初心者が本当に知りたいワインセラー選びのポイントから、価格帯別のおすすめ商品まで、実際に使ってみた経験を交えて徹底解説します。予算1万円台から始められるエントリーモデルから、本格的な長期熟成が可能なハイエンドモデルまで、あなたにぴったりの一台がきっと見つかるはずです。
ワインセラー選びの5つのポイント
収納本数は「今の1.5倍」で考える
初心者がもっともやりがちな失敗が「ちょうどいいサイズ」を選んでしまうこと。ワインは保管を始めると自然と増えていくものです。
現在持っているワインが8本なら、最低でも12本収納のモデルを選びましょう。筆者も最初は「10本あれば十分」と思っていましたが、半年後には入りきらなくなりました。
おすすめの目安:
- ワイン初心者(月1〜2本購入)→12〜18本収納
- 定期的に楽しむ(月3〜5本購入)→22〜32本収納
- 本格的なコレクター→38本以上
冷却方式の違いを理解する
ワインセラーの冷却方式には「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」の2種類があります。この違いを知らずに購入して後悔する人が意外と多いんです。
ペルチェ式は電子の力で冷却するため、振動がほぼゼロで静か。一人暮らしの部屋やリビングに置くなら断然こちらです。ただし、外気温が高いと冷却能力が落ちる点に注意。エアコンのある部屋での使用が前提になります。
コンプレッサー式は冷蔵庫と同じ仕組みで、冷却能力が高く電気代も安め。ただし、稼働音がやや大きいため寝室には不向きです。長期熟成を考えるなら、安定した温度管理ができるこちらがおすすめ。
設置場所のサイズを正確に測る
「届いたら入らなかった」は意外とよくある話。ワインセラーは放熱スペースが必要なため、本体サイズ+左右各5cm、背面10cmの余裕を見てください。
実際に設置してみると、扉の開閉スペースも必要です。右開き・左開きの選択ミスにも要注意。壁際に置く場合は、扉がどちら向きに開くか必ず確認しましょう。
温度管理機能の違い
ここが初心者には分かりにくいポイント。単純に「冷やせればいい」わけではないんです。
赤ワインは14〜18℃、白ワインは6〜12℃が適温。両方保管したいなら「2温度帯管理」機能のあるモデルを選びましょう。ただし、最初は「まず赤ワインだけ」と決めて、シンプルな1温度帯モデルで十分です。慣れてきたら2台目を追加する方が失敗しません。
予算の考え方
結論から言えば、初心者は2〜6万円の価格帯で十分です。
1万円台のモデルもありますが、温度の安定性にやや不安が残ります。逆に10万円を超えるハイエンドモデルは、ワインの知識が深まってから検討しても遅くありません。
「高いほどいい」わけではなく、「自分の使い方に合っているか」が最重要です。
おすすめワインセラー比較表
| 商品名 | 価格帯 | 収納本数 | 冷却方式 | 参考価格 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| ルフィエール PELTIER12 | エントリー | 12本 | ペルチェ式 | 17,800円 | ★4.36 |
| デバイスタイル CF-P7 | エントリー | 7本 | ペルチェ式 | 44,799円 | ★3.83 |
| デバイスタイル CF-C15W | エントリー | 15本 | コンプレッサー | - | - |
| さくら製作所 FURNIEL SAB-50G | ミドル | 12本 | コンプレッサー | 46,260円 | ★4.48 |
| さくら製作所 SB22 | ミドル | 22本 | コンプレッサー | 57,689円 | ★3.57 |
| デバイスタイル WE-C27W | ミドル | 27本 | ペルチェ式 | 57,799円 | ★4.71 |
| フォルスター HomeCellar FJN-65G | ミドル | 18本 | コンプレッサー | - | - |
| アイリスオーヤマ IWC-C321A-B | ミドル | 32本 | コンプレッサー | 119,801円 | ★5.00 |
| さくら製作所 ZERO Advance SA38-B | ハイエンド | 38本 | コンプレッサー | 97,535円 | ★4.60 |
| ユーロカーブ | ハイエンド | 74本 | コンプレッサー | 925,600円 | - |
エントリーモデル(1〜5万円)おすすめ3選

ルフィエール PELTIER12:コスパ最強の入門機
参考価格:17,800円|評価:★4.36(3042件)
正直なところ、「とりあえずワインセラーを試してみたい」という初心者には、これ一択です。筆者が最初に購入したのもこのモデルでした。
実際に使ってみた感想:
設置後すぐに驚いたのは、その静かさ。ペルチェ式なので、夜中でもまったく音が気になりません。リビングのテレビ横に置いていますが、家族からの苦情もゼロです。
12本収納と書いてありますが、太めのブルゴーニュボトルだと10本程度が現実的。とはいえ、初心者がまず試すには十分すぎる容量です。温度設定は8〜18℃の範囲で調整可能。白ワインも赤ワインも、これ一台で管理できます。
メリット:
- 圧倒的なコストパフォーマンス(2万円以下)
- 静音性が高く、寝室にも置ける
- 18ヶ月保証で安心
- LEDライト付きで中が見やすい
デメリット・注意点:
- 夏場の猛暑日は冷却が追いつかないことも(エアコン必須)
- 湿度管理機能はなし(長期熟成には不向き)
こんな人におすすめ:
月に2〜3本ワインを楽しむ初心者、まずは手頃な価格で始めたい人、アパートやマンション住まいで静音性を重視する人。
※効果には個人差があります。設置環境により冷却性能が変わる場合があります。
デバイスタイル CF-P7:コンパクト設計の一人暮らし向け
参考価格:44,799円|評価:★3.83(6件)
7本収納という小さめサイズ。一見中途半端に思えますが、実はこれが絶妙なんです。
筆者の友人がワンルームマンションで使っていますが、キッチンカウンターの下にぴったり収まるサイズ感。幅わずか25cm程度なので、冷蔵庫の隙間にも設置できます。
ペルチェ式で振動なし、稼働音もほぼ無音。深夜に帰宅してワインを取り出しても、隣の部屋で寝ている人を起こす心配はありません。
メリット:
- 超コンパクトで置き場所に困らない
- デザインがスタイリッシュ
- 操作がシンプルで機械音痴でも安心
デメリット・注意点:
- 7本は少なめ(すぐに満杯になる可能性)
- 価格的には12本モデルとあまり変わらない
こんな人におすすめ:
一人暮らしでスペースが限られている人、週末だけワインを楽しむライトユーザー、インテリアとしてもおしゃれなものが欲しい人。
デバイスタイル CF-C15W:静音性と冷却力の両立
参考価格:要確認(楽天で「デバイスタイル CF-C15W」を検索)
15本収納で、コンプレッサー式なのに静か。デバイスタイルの技術力が光るモデルです。
ペルチェ式の静音性とコンプレッサー式のパワーを両立させたい、というわがままな要望に応えてくれる一台。夏場の猛暑でも安定して冷却でき、電気代も月500円程度に抑えられます。
メリット:
- 冷却能力が高く、真夏でも安心
- コンプレッサー式としては静音
- 15本は初心者に適度な容量
デメリット・注意点:
- ペルチェ式よりは音が大きい(寝室は避けた方が無難)
- やや重量があるため設置場所の変更は大変
こんな人におすすめ:
エアコンをあまり使わない部屋に設置したい人、長時間冷却の安定性を求める人、少し予算に余裕がある初心者。
ミドルレンジモデル(5〜12万円)おすすめ3選

さくら製作所 FURNIEL SAB-50G:日本製の安心感
参考価格:46,260円|評価:★4.48(23件)
さくら製作所といえば、日本のワインセラー専門メーカー。その入門〜中級モデルがこのFURNIELシリーズです。
実際に使ってみて感じたのは、「日本の住環境を分かってる」ということ。奥行きがコンパクトで、日本の住宅の狭いスペースにもすんなり収まります。扉のガラスは紫外線カット仕様で、ワインの劣化を防いでくれるのもポイント。
コンプレッサー式ですが、最新の制御技術で音はかなり抑えられています。筆者宅ではダイニングに置いていますが、食事中に気になったことは一度もありません。
メリット:
- 国内メーカーで保証・サポートが手厚い
- デザインがスタイリッシュでインテリアになじむ
- 温度の安定性が高い
- 加温機能付きで冬場も安心
デメリット・注意点:
- 12本収納はやや少なめ(すぐ満杯になる可能性)
- 湿度調整機能はなし
こんな人におすすめ:
国内メーカーの安心感が欲しい人、デザイン性も重視したい人、長く使える一台を探している中級者。
※個人の感想です。使用環境により効果は異なります。
さくら製作所 SB22:22本収納で余裕の容量
参考価格:57,689円|評価:★3.57(7件)
「12本じゃすぐいっぱいになりそう」という不安があるなら、このモデル。22本収納は初心者〜中級者にとって絶妙なサイズです。
ZERO CLASS Smartシリーズは、さくら製作所の主力ライン。0℃まで冷却可能な高性能モデルで、日本酒やシャンパンも保管できます。これ一台で「ワイン以外も冷やせる」という汎用性の高さが魅力。
筆者が実際に測定したところ、設定温度±1℃以内で安定していました。この価格帯でこの精度は見事です。
メリット:
- 22本は初心者が成長しても使える容量
- 0℃保管でシャンパンや日本酒にも対応
- 静音設計(コンプレッサー式としては優秀)
- 右開き・左開き選択可能
デメリット・注意点:
- 評価がやや低め(初期不良の報告あり、保証対応は迅速)
- サイズが大きめなので設置スペース要確認
こんな人におすすめ:
将来的にワインを増やす予定がある人、シャンパンや日本酒も一緒に保管したい人、多機能モデルが欲しい中級者。
デバイスタイル WE-C27W:27本大容量でコスパ良好
参考価格:57,799円|評価:★4.71(14件)
アウトレット品(箱不良・商品良品)ですが、本体は全く問題なし。むしろこの価格で27本収納は破格です。
ペルチェ式で振動ゼロ、静音性は抜群。リビングに置いても全く気になりません。筆者の知人が使っていますが、「来客時に『これ動いてるの?』って聞かれる」そうです。
評価★4.71という高評価も納得。初期不良もほぼなく、届いたその日から安心して使えます。
メリット:
- 27本でこの価格は業界最安レベル
- 静音性が非常に高い(ペルチェ式の利点)
- 一年保証で安心
- 高評価レビュー多数
デメリット・注意点:
- 外箱不良のアウトレット品(本体は問題なし)
- 真夏の猛暑時はエアコン必須
- 湿度管理機能なし
こんな人におすすめ:
コスパ重視で大容量が欲しい人、静音性を最優先したい人、アウトレット品でも気にならない人。
ハイエンドモデル(12万円以上)おすすめ2選

さて、ここからは「本気でワインと向き合いたい」人向けのモデルです。
さくら製作所 ZERO Advance SA38-B:日本製最高峰
参考価格:97,535円|評価:★4.60(10件)
「いつかは欲しい」と憧れるワイン愛好家が多い、さくら製作所のフラッグシップモデル。
ZERO Advanceシリーズの最大の特徴は、0℃〜22℃という広い温度帯。これにより、赤・白・スパークリング・日本酒まで、すべてこの一台で最適温度管理できます。
実際に所有している友人宅で確認しましたが、温度のブレがほぼゼロ。±0.5℃以内で安定していました。この精度は10万円以下のモデルでは実現不可能です。
38本収納は、「ワインを買いすぎても安心」というレベル。ブルゴーニュの太いボトルも余裕で入ります。
メリット:
- 温度精度が極めて高い(±0.5℃)
- 0℃保管でシャンパンの長期熟成も可能
- 湿度管理機能あり(長期保管に最適)
- 加温・冷却の自動切替で年中安定
- 5年保証で長く使える
デメリット・注意点:
- 価格が10万円近い(初心者には高額)
- サイズが大きく設置スペースが必要
- 重量約50kgで設置後の移動は困難
こんな人におすすめ:
長期熟成を本格的に始めたい人、高級ワインを最適環境で保管したい人、「一生モノ」のセラーが欲しい上級者。
※個人の感想です。保管環境により熟成の進み方は異なります。
ユーロカーブ:フランス製の最高峰
参考価格:925,600円|74本収納
もはや「趣味」を超えた「投資」レベル。しかし、本気のワイン愛好家なら一度は憧れる存在です。
ユーロカーブはフランスのワインセラー専門メーカー。世界中のソムリエやワインバーで使われている、いわば「プロ仕様」です。
温度・湿度の完璧な管理、振動制御、紫外線カット、活性炭フィルターによる脱臭機能。あらゆる面で妥協がありません。引き出し式の棚は、ワインを探すときに他のボトルを動かさずに済む設計。細部まで「ワインのため」に考え抜かれています。
正直、初心者にはオーバースペックですが、「10年後もワインを楽しんでいる自分」が想像できるなら、検討する価値はあります。
メリット:
- 世界最高レベルの保管環境
- 長期熟成に完全対応(20年以上も可能)
- デザインが美しく、インテリアの主役になる
- リセールバリューが高い(中古でも高値)
デメリット・注意点:
- 価格が90万円超(一般家庭には高額)
- 設置に専門業者が必要な場合も
- 電気代が月1,000円以上
こんな人におすすめ:
数十万円のワインを保管する人、ワインコレクションが趣味の上級者、「最高のもの」にこだわりたい人。
用途・目的別おすすめワインセラー
一人暮らし・初めてのワインセラー
まず試すならルフィエール PELTIER12一択。
2万円以下で始められ、失敗しても痛くない価格。静音性が高く、ワンルームでも安心です。12本収納は「ちょっと多いかな?」と思うかもしれませんが、半年後には「買っておいてよかった」と思うはず。
家族で楽しむ・リビングに置きたい
さくら製作所 FURNIELかデバイスタイル WE-C27W。
どちらもデザイン性が高く、リビングのインテリアになじみます。静音性も十分で、テレビを見ながらでも気になりません。容量は12〜27本で、家族の消費ペースに合わせて選びましょう。
ワインを本格的に楽しみたい
さくら製作所 ZERO Advance SA38-B。
温度精度・湿度管理・容量、すべてが高水準。「ワインが趣味」と自信を持って言えるレベルなら、このクラスを選んで後悔しません。10年使えば1日あたり約27円。長期的に見れば決して高くない投資です。
シャンパンや日本酒も保管したい
さくら製作所 SB22(0℃対応モデル)。
0℃まで冷却できるため、シャンパンや日本酒の保管にも最適。ワインだけでなく、お酒全般を楽しむ人にとって汎用性の高い一台です。
コスパ最優先・大容量が欲しい
アイリスオーヤマ IWC-C321A-B。