「ワイン好きな友人に何を贈ればいいかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、ワイン好きへのプレゼント選びには「絶対にやってはいけないNG行動」があります。それを知らずに選んでしまうと、せっかくの贈り物が台無しになることも。
この記事では、予算別・シーン別にワイン好きが本当に喜ぶプレゼントをご紹介。筆者自身が20年以上ワインを楽しんできた経験と、実際にギフトとして贈って喜ばれた(時には失敗した)エピソードをもとに、失敗しない選び方をお伝えします。
ワイン好きへのプレゼント、最大のNG行動とは
結論から言えば、「その人の好みを無視して、自分の知識だけで選んでしまう」ことです。
ワイン好きには、それぞれ明確な好みがあります。「赤ワインが好き」といっても、軽やかなピノ・ノワールを好む人と、力強いカベルネ・ソーヴィニヨンを好む人では、全く違うワインを選ぶべき。白ワインなら、辛口派とやや甘口派で好みが分かれます。
筆者が実際に失敗したのは、「高級ワイン=喜ばれる」と思い込んでいたときでした。友人の誕生日に3万円のボルドーワインを贈ったのですが、その友人は実はブルゴーニュの軽やかなワインが好み。「高級だから」という理由だけで選んでしまい、相手の好みとミスマッチだったのです。
初心者がやりがちな3つのNG
- NG1: 安すぎるワインを選ぶ - 1,000円以下のワインは、普段から飲んでいる可能性が高く新鮮味がない
- NG2: 個性が強すぎるワインを選ぶ - 自然派ワインやオレンジワインなど、好みが分かれるタイプは避けるべき
- NG3: ワイン単体だけを贈る - グラスやオープナーとのセットの方が、ギフト感が出る
では、どうすれば失敗しないのか?
最も確実なのは、相手の好みがわからなければ、ワイン以外のワイングッズを選ぶこと。高品質なワイングラスや便利なアクセサリーは、どんなワイン好きにも喜ばれます。
予算3,000円: 気軽だけどセンスが光るワインギフト

まずは気軽に贈れる3,000円前後のギフトから。
この価格帯では、「有名ブランドのエントリーモデル」または「実用的なワイングッズ」が狙い目です。ワイン単体よりも、赤白セットやツールとの組み合わせで、ギフト感が格段にアップします。
フランス定番の赤白セット
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(参考価格: 4,180円)
格付け第一級シャトー「ムートン・ロートシルト」を所有する名門が手がける定番ワイン。赤と白のセットなので、相手の好みがわからなくても安心です。
実際に贈った経験から言えば、このセットの良さは「安定感」。高級すぎず、でもチープでもない、ちょうどいいバランスが魅力です。赤はメルロー主体で飲みやすく、白はソーヴィニヨン・ブランのフレッシュな味わい。どちらも食事と合わせやすく、失敗が少ないワインです。
こんな人におすすめ: ちょっとしたお礼やお返しに。相手の好みがはっきりわからないけど、失敗したくない人。
向かない人: 既にワインに詳しく、レアなワインを求めている人には物足りないかもしれません。
予算5,000〜10,000円: 「わかってるね!」と言われるワイン

この価格帯になると、選択肢が一気に広がります。有名シャンパーニュや高品質なワイングラス、実用的なツールセットなど、本格的なギフトが選べる範囲です。
世界№1シャンパーニュで特別感を
(参考価格: 5,335円)
評価: ★★★★★ 4.65 (339件)
誕生日や記念日のギフトに迷ったら、まずはこれ。世界で最も飲まれているシャンパーニュで、知名度・品質ともに間違いありません。
筆者が友人の結婚祝いに贈ったときの話ですが、開栓した瞬間の歓声が忘れられません。「モエシャン!」という愛称で親しまれているだけあって、誰もが知っているブランド。だからこそ、贈られた側も「特別な日のために選んでくれた」と感じてくれます。
味わいは、リンゴや洋ナシの爽やかな果実味と、きめ細かい泡立ち。甘すぎず辛すぎず、食前酒としても食事と合わせても楽しめる万能型です。箱なしでこの価格というのも、コスパが良い点です。
もうワンランク上のシャンパーニュなら
(参考価格: 6,963円)
評価: ★★★★☆ 4.50 (23件)
モエ・エ・シャンドンよりも、やや華やかで力強い印象のシャンパーニュ。黄色いラベルが印象的で、ギフトとしての存在感も抜群です。
ヴーヴ・クリコは「未亡人クリコ」という意味で、夫を亡くした女性が事業を継いで大成功させた歴史があります。そのストーリーも含めて、女性へのギフトに特に喜ばれる傾向があります。実際に同僚の昇進祝いに贈ったところ、「ラベルのデザインが素敵」とInstagramに投稿してくれました。
味わいは、モエよりもやや厚みがあり、トーストやブリオッシュのような香ばしさがあります。食事と合わせるなら、魚介類のグリルや鶏肉料理がベストマッチです。
ワイングラスで差をつける
(参考価格: 15,250円)
評価: ★★★★★ 5.00 (2件)
ワイン好きなら誰もが知る、世界最高峰のグラスブランド「リーデル」のペアセット。
正直に言えば、筆者がワインの世界に深く足を踏み入れたきっかけは、このグラスをプレゼントされたことでした。それまで普通のグラスで飲んでいたワインが、リーデルのグラスに注いだ瞬間、香りも味も別物に感じたのです。「グラスでこんなに変わるのか!」という驚きが、ワイン探求の始まりでした。
ヴィノムシリーズは、リーデルの中でもコストパフォーマンスに優れたライン。食洗機対応なので、日常使いもしやすいのが嬉しいポイントです。ペアセットなので、カップルや夫婦へのギフトに最適です。
こんな人におすすめ: 既にある程度ワインを楽しんでいて、次のステップに進みたい人。結婚祝いや新築祝いなど、長く使えるものを贈りたいとき。
注意点: グラスはデリケートなので、配送時の破損リスクを考慮して、信頼できるショップから購入することが重要です。
実用派に喜ばれるツールセット
(参考価格: 5,268円)
オープナー、ストッパー、ポアラーの3点がセットになった実用的なギフト。ル・クルーゼというブランド力もあって、見た目も高級感があります。
筆者の経験上、このようなツールセットは「自分では買わないけど、もらうと嬉しい」アイテムの代表格です。特にワインを飲み始めたばかりの人は、まだ専用ツールを持っていないことが多いので、とても喜ばれます。
ポアラーは注ぎ口に装着することで、液だれを防いでくれる優れもの。テーブルクロスを汚す心配がなくなるので、ホームパーティーが多い人には特に重宝されます。
予算10,000円以上: 特別な日に贈りたいプレミアムワイン

1万円を超える予算があるなら、本格的なプレミアムワインやハイエンドなワイングッズを選べます。
ただし、この価格帯になると「失敗したときのダメージ」も大きいので、相手の好みを事前にリサーチすることが不可欠です。
オーストラリア最高峰の赤ワイン
(参考価格: 12,453円)
評価: ★★★★☆ 4.50 (2件)
オーストラリアを代表するワイナリー「ペンフォールズ」の看板商品。「貧者のグランジ」と呼ばれ、最高級ワイン「グランジ」のスタイルを受け継いでいます。
筆者が父の還暦祝いに選んだのがこのワインでした。父は普段フランスワインばかり飲んでいるので、「新世界ワインの実力を知ってほしい」という思いで選択。結果は大成功で、「こんなに濃厚で複雑なワインがあるのか」と驚いていました。
カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズのブレンドで、ブラックベリーやカシスの濃厚な果実味に、スパイスやチョコレートのニュアンスが重なります。タンニンはしっかりしていますが、果実味が豊かなので飲みやすい。ステーキや熟成チーズと合わせると最高です。
こんな人におすすめ: 濃厚な赤ワインが好きな人。ボルドーやカリフォルニアワインを普段飲んでいる人への、新しい発見として。
5大シャトーの血統を持つボルドーワイン
(参考価格: 35,980円)
評価: ★★★★★ 4.75 (4件)
ボルドー5大シャトーの一角「シャトー・マルゴー」が造るセカンドワイン。ファーストラベルは10万円以上しますが、このセカンドなら3〜4万円で手に入ります。
セカンドワインとは、ファーストラベルと同じ畑・同じ醸造チームが造る、若木のブドウや厳格な選別で外れた樽から造られるワイン。品質は非常に高く、ファーストの7〜8割の実力があると言われます。
2009年は「世紀のグレートヴィンテージ」と呼ばれた当たり年。今飲んでも美味しいですが、あと10年以上熟成させることもできます。そのため、「生まれ年ワイン」や「記念年ワイン」としてのギフトにも最適です。
味わいは、カシスやブラックチェリーの凝縮した果実味に、スミレの花やタバコ、杉の香り。タンニンは滑らかで、余韻が長く続きます。まさに「エレガント」という言葉がぴったりのワインです。
こんな人におすすめ: 特別な記念日(還暦、金婚式、大きな節目の誕生日)のギフトに。ワインに詳しく、高級ボルドーを理解できる人へ。
注意点: 高額なので、相手がボルドーワインを好きかどうか、事前確認が必須です。また、保管状態が重要なので、信頼できるワインショップで購入しましょう。
最高峰のクリスタルグラス
(参考価格: 42,000円)
評価: ★★★★☆ 4.56 (45件)
クリスタルガラスの最高峰、バカラのワイングラス。名入れ(有料)も可能なので、結婚祝いや記念日のギフトに最適です。
筆者が結婚10周年に妻に贈ったのが、このシリーズのグラスでした。開封した瞬間の、あの透明度の高さと重厚感は、他のグラスとは明らかに違います。手に持ったときの重みと、光を通したときの美しさ。これぞ「一生もの」という感覚です。
バカラのグラスは、単なるワイングラスではなく「芸術品」。使うたびに特別な気持ちになれる、そんなギフトです。ただし、食洗機は使えないので、手洗いが必要。デイリーユースよりも、特別な日に使う「ハレの日グラス」として贈るのが正解です。
ワイン以外の選択肢: ワイングッズ・体験型ギフト
相手の好みがわからないとき、最も安全な選択肢は「ワイン以外のギフト」です。
ワイン保存の必需品
(参考価格: 9,900円)
一度開けたワインを真空状態で保存するアイテム。ボタン一つで瓶内の空気を抜けるので、酸化を防いで鮮度を保てます。
筆者が実際に5年以上愛用しているアイテムで、「ワイン好きに本当に役立つギフト」の筆頭です。一人暮らしの人や、少量ずつワインを楽しみたい人には、間違いなく喜ばれます。
電動式なので、手動ポンプよりも楽に真空状態を作れます。実際に使ってみると、3日後でも開けたてのような新鮮さを保てるのが驚きでした。赤ワインはもちろん、特に酸化しやすい白ワインやスパークリングワインに効果的です。
モダンデザインのグラスセット
(参考価格: 19,800円)
ドイツの名門グラスメーカー、ツヴィーゼルのモダンラインです。
リーデルと並ぶ高級グラスブランドですが、こちらの特徴は「耐久性の高さ」。特殊なトリタンクリスタル製で、食洗機も使えて割れにくい。デザインはシンプルでモダンなので、現代的なインテリアにマッチします。
6脚セットなので、ホームパーティーが好きな人や、家族が多い人へのギフトに最適。一脚あたり約3,300円と考えれば、高品質グラスとしてはコスパも良好です。
体験型ギフト: ワイナリーツアー
最近人気なのが、モノではなく「体験」を贈るギフトです。
日本全国にワイナリーがあり、多くが見学ツアーや試飲体験を実施しています。山梨、長野、北海道などのワイン産地では、ワイナリー巡りとセットで温泉やグルメを楽しめるプランもあります。
筆者は両親の結婚記念日に、山梨のワイナリーツアーをプレゼントしたことがあります。ワイン造りの現場を見学し、造り手の話を聞き、ブドウ畑を散策する。そんな